どうも、かずです
小さなお子さんのいらっしゃる方は「絵本」を読み聞かせたりされると思いますが、幼少期のお子さんがいないと「絵本」を読むことってなかなかないんじゃないでしょうか?
僕も、幼少期に読んでもらって以来、まったく縁がありませんでした。
でも、社会人になって様々な人間関係の中で、心が疲れちゃう時ってありますよね。
なかなか周りの人達と分かり合えず、孤独感や不安を感じて、一人で抱え込んでしまう。
そんなことって、誰しもあると思います。
僕も、数年間、無意識のうちにかなり我慢して溜め込んでいたようで、気付いたら心がかなり消耗してしまっている状況になりました。
そんな時、ある方から
絵本って意外といいもんだよ
と言って、おすすめの絵本をご紹介いただきました。
そして、半信半疑で読んでみたら、すごく心の琴線に触れて、安心感を貰えたんです。
そこで今回は、次のような方におすすめの絵本を5冊、ご紹介してみたいと思います。
- 失敗続きで周りから見放されてるんじゃないか?と不安でいっぱい
- やることなすことうまくいかなくて、自分が嫌いになってしまう
- 周りの人と自分を比べて劣等感、孤立感を感じてしまう
- 自信を持って、部下や後輩と接することができない
- 集団の中で孤立感を感じ、立ちすくんでしまってなかなか動けない
孤立感・不安を抱える方におすすめの絵本5選!
『あなたがだいすき』著 鈴木まもる
一言で言うと、「存在承認」がテーマだと思います。
- 結果が出せなかった
- 求められたことが達成できなかった
- 失敗しちゃった
そんなことが続くと、自分に自信がなくなって、みんなから見放されるんじゃないか?と孤独感で満たされるような時もありますよね。
でも、この本は、
- いつでも守るよ
- いつでも一緒にいるよ
- いつでも味方だよ
- あなたがいてくれるだけで嬉しいよ
と言ってくれます。
何かしなくてもいいんだよ。いてくれるだけで喜んでくれる人がいる。
自分が人に必要とされている
と感じられると、それがすごく「安心感」に繋がります。
そして、自分を必要としてくれている人達のために、またがんばろう!
そんな思いにさせてくれる、とっても素敵な絵本です。
『わたしとなかよし』著 ナンシー・カールソン 訳 なかがわちひろ
自分が不甲斐なくって、自分のことが好きになれない
そんな「自己嫌悪」に陥ってしまう時もありますよね。
この本の主人公のブタちゃんは、自分のことが大好きで、自分をとても大事にしています。
- 転んだら、「へっちゃらへっちゃら」って自分を励ます
- 失敗したって、もう一度やったらうまくいく
こんな考え方ができる人って、とっても素敵だと思います。
自分自身の「心の持ち様」だってことですね。
僕自身も、しんどい時、自分自身が自分のことを守れていませんでした。
今思えば、
自分自身が一番の味方になってあげなくてどうする!
そう思います。
そんな考え方にさせてくれるきっかけを作ってくれた大切な絵本です。
『ネコリンピック』作 ますだみり 絵 ひらさわいっぺい
この絵本を初めて読んだとき、僕はすごい衝撃を受けたのを覚えています。
ネコたちがオリンピックをするというお話なんですが、ほとんどの大人たちが「当たり前」と思っている前提を、見事にくつがえしてくれます。
- 一斉に始めなくていい
- 好きな所から好きな時に始めればいい
- 何回休んだっていい
他にも沢山のネコリンピックルールが出てきます^^
この絵本を初めて読んだ時の僕は、まさに、
「他人と比べて頑張れているかどうか」という考え方
「他人から評価をもらうことが大事」という考え方
でした。
でも、この絵本を読んで、
- 今の自分はどうしたいんだろう?
- 自分の本心に向き合っていいんだ!
と開眼することができました。僕を変えてくれた大切な絵本です。
『ねえ、とうさん』著 佐野洋子
クマの親子のお話です。
コグマが、大きなお父さんグマと触れ合う中で、
「あんなクマになりたい!」「父さんすごい!」
そう思う場面が沢山出てきます。
お父さんグマは、コグマを初めての場所、未知の領域に連れ出して、新しい世界を体験させます。
僕自身が経験の浅いミッションを任されるようになり、部下や後輩に自信を持って接することができなくなった時があります。
そんな時、ふと一人になって感じていたのは、
まずは自分が真似することから始めたいのに、目指したい対象者が見当たらないな・・・
ということでした。
そして、目指したい人が見つかったとしても、なかなか勇気が出ず、一歩踏み出せないということもあります。
- 優しく背中を押してくれる
- 強く力強い言葉で引っ張ってくれる
そんなアシストをさりげなくやってもらえたら、始めの一歩が踏み出せる。
そして、「できた!」でも「うまくいかなかったー。。しんどい」でもいい。
行動して、経験することができた。
それが成長なんだ!という実感に繋がるんだと思います。
この絵本を読んで僕が思った事は、
そんな理想の父親的な師匠が欲しいな・・・
という気持ちと同時に、
自分も誰かにとってそんな存在にならなきゃな!
という決意でした。
この絵本が背中を押す父親の役割を果たしてくれたのかもしれませんね。
『ちょっとだけ』作 瀧村有子 絵 鈴木永子
新しい赤ちゃんが生まれ、お姉ちゃんになったなっちゃんが主人公です。
お母さんは赤ちゃんにつきっきりで、なかなか構ってくれません。
今まではお母さんに何でもやってもらっていたなっちゃん。
でも、赤ちゃんが生まれて、お母さんに甘えることができなくなると、
前にお母さんがやってくれていたのを思い出して、自分で「ちょっとだけ」やってみます。
すると、「ちょっとだけ」出来た!
そんな経験を積み重ねて成長していくといったお話です。
大人になってからでも、このなっちゃんと同じような気持ちにとらわれる事だってあると思います。
助けてほしいけど、周りはみんな忙しそうにして、誰も助けてくれない。
自分で抱えて、悩んで、不安で押しつぶされそうになって動けなくなってしまう。。。
そんなシチュエーションは、ビジネスの中でも思い当たることがある方もいるのではないでしょうか?
そんな時、なっちゃんのように、
- 他の人がやっていたことを思い出してみる
- 見様見真似で「ちょっとだけ」やってみる
- 完璧にとはいかなくても、「ちょっとだけ」出来た
こんな小さいステップを踏んでいくことの大切さを思い出させてくれる絵本です。
- どうやったらできるかな?を想像する力
- 失敗してもいいやと、小さな勇気をもって行動に移す力
プロセスを踏んでいくことで、僕もそんな局面を打破できた経験があります。
そしてそれが自信につながりますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
正直、読む前は、「絵本」なんて・・・と、たかをくくっていた自分がいました。
でも、薦められて読んだ絵本から、どれだけ勇気やモチベーションをもらえたか。
今回ご紹介した5冊の本は、初めて読んだ時のインパクトを今でも忘れない絵本たちです。
少しでも多くの方の心に、届けばいいなと思います。
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