どうも、かずです
2022年3月26日放送の『オールスター感謝祭2022春』(TBS系)で恒例の「赤坂5丁目ミニマラソン」に、箱根駅伝の絶対王者、青学駅伝部エース・岸本大紀選手が参加されます。
今回は、
- 青学駅伝部エースの岸本大紀選手ってどんな人?
- どんな戦歴をおさめてきたの?
- どんな考え方を持っていて、どうやって鍛えてるの?
そんな疑問について、調べてみました。
絶対王者と言われる岸本選手の「考え方」や「鍛え方」を歴史を振り返りながら探ってみます。
ご興味のある方は、是非最後までご覧ください。
青学駅伝部エース・岸本大紀選手のプロフィール
まずは、岸本選手の過去を探っていきます。
2000年10月7日、新潟県燕市生まれ(2022年3月26日現在、21歳)
4学年歳上の実兄・岸本克佳も陸上長距離走をやっており、かつて大阪大学生時は陸上部に所属
小学2年生から、地元・新潟県燕市の分水ジュニア陸上クラブで中距離走を始める
引用元:Wikipedia
新潟県燕市の出身なんですね!
実は僕も、仕事の関係で3年間、新潟暮らしをしていました
過去記事で新潟の人気スイーツや隠れた名物などをまとめてますので、ご興味のある方は是非そちらもご覧ください。
小2からクラブチームに入って中距離走を始められたんですね。
僕が小2の時なんて、クラブに入るなんて概念すら意識になかったと思います(笑)
それに、小学生で中距離をやっている人自体、僕の周りにはいなかった記憶があります。
お兄さんも陸上長距離走経験者ということから、親御さんの影響もあったのかもしれませんね。
新潟県立三条高等学校で陸上競技部へ入部。
新潟県高校総体陸上・1500m決勝では高校2・3年生と2年連続優勝、5000m決勝では高校1・2・3年生と3年連続優勝をそれぞれ達成。特に3年生時には、1500mと5000mと共に新潟県男子高校生の新記録を達成。
引用元:Wikipedia
高校時代には、既に頭角を現していたんですね。
新潟県内の記録とは言え、歴史を塗り替える偉業を達成されたのはすごいことです。
高2の秋頃から、青山学院大学陸上競技部・原晋監督から熱烈なスカウトを受け続け、2019年 青学へ進学・同陸上競技部に所属
大学1年時、いきなり10月の第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走へ、スーパールーキーとして2区・5.8Kmにエントリー。16分16秒の快走を見せ、区間賞を獲得(青学はチーム総合5位)。
青学駅伝部・原晋監督が第96回東京箱根駅伝に、ルーキーの岸本を登用。往路でエース区間の2区・23.1Kmに起用。
2020年の箱根駅伝本番では、暫定7位でタスキを受けると、6人をごぼう抜きしてトップに立ち、タスキを渡す。タイムは1時間7分3秒で区間5位ながら、大学1年生の2区歴代1位を記録。青学チームとしては3年振り4度目の往路優勝、及び2年ぶり5度目の箱根駅伝総合優勝を達成。
しかし、大学2年時、身体の故障が回復・完治しなかったため、11月の第52回全日本大学駅伝及び2021年1月の第97回箱根駅伝の両大会は、メンバー入りできず。
大学3年時、2022年1月の第98回箱根駅伝では、7区を1時間2分39秒で走り、区間賞を獲得。青学チームとしても、2年ぶり6回目の総合優勝を達成。
引用元:Wikipedia
各種メディアにもよく登場する青学駅伝部の原晋監督からの熱烈オファーで青学入りされてからの活躍は、ご存知の方も多いかと思います。
大学でも華々しい活躍で、今では「箱根駅伝の絶対王者」とも呼ばれるほどですが、大学2年時には、体の故障で大会に出られないという挫折も経験されています。
岸本大紀選手のマインドセット(考え方)は?
幼少期から走り続けてきた岸本選手ですが、今ではどんなマインドセット(考え方)を持たれているのか、非常に興味があります。
駅伝という、体力はもちろんのこと、精神力がモノを言う競技で絶対王者と言われるまでになった背景には、強靭なマインドが非常に影響していると思われます。
「青学TV」という青学のYouTubeチャンネルのインタビューで、2022年の箱根駅伝直前に、ご本人が語られています。
挫折を味わった大学2年時について、
「テレビで大会を観ていて、『自分がいないとチームが勝てないんじゃないか』と思った」
「応援しているだけで何もできない自分がやるせない気持ちでいっぱいで、自分でなんとかしなきゃいけないと思った」
引用元:YouTube「青学TV」インタビュー
として、「3か月は休むように」との医師の指示にも関わらず、2か月後には走り始めたとのこと。
無理をすることで更に快復が遠のくリスクも当然ありますし、無謀だという否定派の考えもあるでしょうが、僕が感じたのは、「このマイナス局面の状況を”自分の力で”なんとかしなければ」という自立心・自発力の強さです。
僕だったら、出場したい思いはあったとしても、「怪我なんだから仕方ない」と、「怪我」という外的要因のせいにしてしまって、テレビで応援することもせずにいじけていたかもしれません。
でも、岸本選手は、止めようとする周りの意見もあったでしょうが、「自分自身の本心」に正直に、自分の芯をしっかり保って行動に移されたところに、強靭な精神力の一端を垣間見られます。
実際、箱根駅伝当日も、出場選手への給水役として現地に立ち、
「走っている選手達がキラキラしていて、自分もまたあの場に立ちたいという思いを持った」
引用元:YouTube「青学TV」インタビュー
と語っています。
この状況であれば、「現地には行きたくもない」という思いもあったかもしれません。
でも、現地で自分の代わりに走っている選手たちを冷静に客観視し、「次回に向けた自分のモチベーションの火種」に変えています。
いくら華々しい結果を出し、常にトップクラスで活躍していたとしても、人間ですから、当然、その時々によってモチベーションには波があります。
精神力が強いと言っても、その時の体調や環境によっては、強い自分を保てないことだってあります。
でも、岸本選手のすごいところは、自ら、既に次を見越しながら、そこに向けて自らのモチベーションをセルフコントロールしているところだと思います。
そして、自分自身の「速さ」の秘訣については、こう分析されています。
「”根拠のない自信”があるから、大会をワクワク楽しんで迎えられるし、当日も気負うことなく自分の力を発揮できるのが自分の強み」
引用元:YouTube「青学TV」インタビュー
具体的な技術論で考えられているのかな?と思っていたので、意外な答えでした(笑)
でも、やはりこの答えで感じるのは、「マインド」の大切さです。
「事実」は一つですが、それをどう捉えるか、考え方はその人それぞれです。
例えば、「箱根駅伝大会が明日ある」という事実は一つですが、それに対して、
あー、もう明日だ。どうしよう、ちゃんと走れるかな・・・不安だ
と考えるのか、
いよいよ明日だ!楽しみだー、早く走りたい!
と考えるのか。
この違いは、その行動と、その先の結果に影響を与えます。
傾向として、
「~しなければならない」「~してはいけない」「正しいか間違いか」と考える人は、消極的になったり、中途半端な行動をしてうまくいかないパターンに陥りやすいと言われます。
一方で、
「~したい」「~しよう」「楽しいか?やりたいか?」と考える人は、積極的に自ら全力で行動をして、結果につながることが増えていきますよね。
岸本選手の鍛え方
強靭なマインドを持つ岸本選手ですが、具体的にどんなトレーニングをされているのかも気になりますよね。
走り込みや筋力トレーニングは当然やられていると思いますが、身体のバランス・体幹を整えるということもやられているようです。
青学には、フィットネスセンターという組織があり、岸本選手がそこで身体のコンディショニングの調整をされている動画があります。
肩、腕、背骨は日常生活の中で自然と歪んでいき、徐々に巻き肩(肩が前側に入り込む状態)や猫背になっていきます。
それがランニングフォームにも影響してきます。
そんな歪みを矯正する方法についての動画となっています。
僕自身、首や肩コリに悩まされる日々なので、この動画は僕にも非常に勉強になりました^^
是非、ご覧いただきたいと思います。
まず前編。腕の位置の矯正と、肩甲骨周りの調整について。
後編は猫背の改善についてです。
全然知りませんでしたけど、大学ってこんな素敵な組織もあるんですね。羨ましい(笑)
同じ動きを長時間継続するマラソンや駅伝のようなスポーツには、筋力も去ることながら、体幹やバランス調整がすごく大事なんでしょうね。
まとめ
以前、青学駅伝部の原晋監督についても調べて記事にしました。
原監督も、この人にこの歴史あり、という納得の歴史と、すばらしいマインド・行動力をお持ちの指導者で感銘を受けました。
原監督は選手に絶大なる信頼を寄せていました。
そして今回、岸本選手について調べてみて、点と点が線でつながりました。
青学が箱根駅伝で何度も優勝している背景には、弛まぬ練習・トレーニングと合わせて、監督・スタッフと選手それぞれのマインド・精神力の強さがあるということを、改めて実感しました。
スポーツに限らず、ビジネスでも、目標に向けて取り組んでいく上で、1回だけ成果を出すことだけでも大変です。
でも、何回も成果を出し続けることは、もっと大変なのは誰しも実感できると思います。
そして、
いつなんどきも、どんな状態・環境であっても、自分の最大限のパフォーマンスを一定のクオリティで発揮し続けること
これには、精神力・マインドの強さが欠かせません。
こうやって、第一線で活躍されている方々の歴史や考え方・マインドを知ることは、自分自身にも大きな影響を与えてもらえます。
岸本選手はいよいよ大学4年生。次回の箱根駅伝も、期待せずにはいられません。
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