どうも、かずです
お笑いコンビ「ホンジャマカ」の恵俊彰さんが、57歳となる2022年4月から早稲田大学大学院へ入学されることが発表されました。
恵さんと言えば、お昼の情報番組「ひるおび」(TBS系、月~金)の司会進行を務めるなど、現在も多忙な日々を送られているイメージですが、そんな中で何故、今、大学院に入学するのか?
今回は、その理由から、こんな疑問に対して考えてみたいと思います。
「転職など、キャリアチェンジは30代まで」というイメージがあるけど、40代・50代でのキャリアチェンジってどうなんだろう?
ご興味のある方は、是非最後までご覧ください。
ホンジャマカ・恵俊彰さんのプロフィール
1964年12月21日生まれ(2022年3月27日現在、57歳)
石塚英彦さんとのお笑いコンビ「ホンジャマカ」のツッコミ担当
2009年からは情報番組「ひるおび!」(TBS系、月~金)の司会を担当
引用元:Wikipedia
お笑い芸人としての活躍よりも、最近では、情報番組や音楽番組の司会や、TVドラマ『下町ロケット』(TBS系)などの俳優としても活躍の幅を広げられていますよね。
恵俊彰さんが57歳で早大大学院に入学する目的
恵さんは、2022年3月26日放送のラジオ番組「challenge Stories~人生は挑戦であふれている~」(TOKYO FM)で、このことについて語られています。
「早稲田大学の大学院のスポーツ科学研究科に入学し、1年通うということになった」
「去年、試験も受け、4月1日に入学式があって。授業もしっかりあって、前期、後期と1年だが、修士課程に通う」
引用元:前述のラジオでのコメント
恵さんは、高校卒業後、出身地の鹿児島から上京するも大学受験に失敗。3浪の末に大学入学を諦め、就職され、その後、お笑い芸人の道を歩むことになって今に至ったそうです。
そして、今回大学院入学を決めた背景・目的としては、次のようにコメントされてます。
「高卒」ということで、心のどこかに忘れ物みたいな思いをずっと持ち続けていた。
コロナ禍で、「人生の価値観」、「向き合っている世の中」の大きな変化も背景にあった
(大学院の先輩にあたる)青山学院大駅伝部の原晋監督など数名から「こういう大学院があって、すごく勉強になった」と実際に話を聞いた
10年以上、「ひるおび!」をやっていて、政治や事件、スポーツ等色々と伝えてきた。
今まで楽しんでやってきて、何も考えずに伝えてきたが、今、そういうタイミングで「純粋に学校に通って、本を読んでみる、人の話を聞く」ということで吸収するってことを1年くらいやってみようかなと思った
引用元:前述のラジオでのコメント
この恵さんの思いに、僕自身、すごく共感しました。
まさに、今44歳の自分自身も同じことを考えていて、この話に背中を押される気分になりました。
ちなみに、青学駅伝部の原晋監督も、同じ大学院に通われていたんですね!初耳でした(笑)
原晋監督についても別の記事でまとめています。ご興味があれば是非ご覧ください。
40代・50代でのキャリア見直しについて考える
僕自身は、大卒後に入社した企業で20年以上、ずっとサラリーマンを続けてきました。
先程の恵さんの言葉を借りれば、「楽しんで、何も考えずに」仲間と協力して、目の前の仕事をひたすらにこなし、求められた壁を何とかクリアして今に至ります。
これまで、「転職」「キャリアチェンジ」など考えたことはなく、漠然と、
この会社で定年を迎えるんだろうなー
という前提で働き続けてきました。
それに、周りの先輩や年齢の近い同僚などと話していても、多くの人は、
40過ぎたら転職なんて無理だよね
他の会社で求められるようなスキルも無いし・・・
ましてや今から新しいこと覚えたくもないし・・・
といった話を、ちょっとした立ち話や飲みの席でよく聞いてきたため、「それが当たり前」と思っていました。
でも、ここ数年、役職が上がり立場が変わり、部下を持つようになり、色々な役割・責任が肩にのしかかっていく中で、
このままあと20年くらいこの仕事続けるのかぁ・・・
なんか想像できない・・・
これ以上のポジションで今の仕事頑張れる気がしないな・・・
という思いがジワジワと自分の胸の中で大きくなっているのを感じながら、その気持ちに蓋をして、なんとか日々をしのいでいました。
そして、身体のあちこちに反応が出てくるようになり、肩や首の凝りや疲れ目などの症状から、いつのまにか顎関節症を発症するまでになっていました。
それでも気持ちを押し殺して日々を過ごしていると、いよいよメンタル面でも落ち込む日が増えてきました。
そんな中、社外の人たちと接する機会があり、自分の視野を広げるアドバイスをもらったりしました。
- 周りの意見に流されて、「この歳でキャリアを変えるなんて無理。あり得ない」というのは思い込み。
- 人生100年時代。今まで働いてきたのと同じくらいの年月がまだ続く。
- 学ぶタイミング・変わるタイミングに年齢なんて関係ない。
- 「学びたい」「変わりたい」と思った時が、動くとき
- そう思うなら、その場にじっと立ち止まってる時間がもったいない
そんな言葉をいただく中で、「自分の本心に向き合う」ということがようやく出来るようになってきました。
今のサラリーマンは、どこも「人不足」で、「働き方改革」「ワークライフバランス」の御旗の元、業務時間は減らすように言われながら、仕事量は変わらないどころかむしろ増えていく。
その中で、「自分が本当にやりたいこと・ありたい未来」を考える余裕を失っていき、極論、「思考停止」状態に陥っていく可能性も高いと思っています。
日々忙しく、朝から夜遅くまで目の前の仕事のことに忙殺されると、仕事から解放された時間は何も考えたくなくなる
これは、致し方ないことで、当たり前の流れだと思います。
でも、そのままだとドンドン「自分」を見失っていきます。
人に恵まれ、仕事に恵まれてうまくいっているなら、そのままでも全然いいんです。
でも、人事異動や環境変化で仕事の内容や関係する人達が変わっていく中で、歯車が逆回転し始めると、自分だけでコントロールができなくなってしまいます。
だからこそ、今のコミュニティ以外の人と触れ合う機会を敢えて作ったり、まとまった時間を確保して、自分の本心と向き合う
そういう行動が今後はますます大事になってくると考えます。
そして、40代・50代でも、変わること・チャレンジすることは出来るんです。
まとめ
平日の帯番組、さらには様々なジャンルの情報を取り扱いコメントを求められる情報番組の司会を続けられているホンジャマカ恵俊彰さんが、今のタイミングで大学院に入学し、「新たな挑戦」をする。
このニュースは、今の僕自身を強く鼓舞してくれました。
これからの人生を、自分がなりたい未来に変え、毎日を楽しく生きていけるように、今からでもチャレンジすることができる。
実際に、今のみなさんの身近には、そういう方がいないかもしれません。
でも、同年代で今からチャレンジをしようとしている人はいっぱいいます。
以前、明石家さんまさんの「ご長寿グランプリ」という番組で、ある100歳を超えたおばあちゃんが、還暦を迎えた頃の自分にビデオレターを送る、というコーナーで言っていた言葉にも感銘を受けました。
「あなたの人生、これからです」
「あなたはこれからいろいろなチャレンジをします」
「60歳なんて、まだまだひよっこです」
すごく重みのある言葉です。
僕の悩んでたことが小さく思えました(苦笑)
同じように悩み、チャレンジする同世代が沢山いることを信じて、僕も頑張ります!
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